不登校な生徒だったことを話します

どうもこんにちは

タイトルのままです この前、そういう出来事があり、当時を少し懐かしく思ったので書いてみようかと思います

先日、教授とお話をする機会があり、ふとそういう話題になったんです 友人と2人で伺っていたので2人で言ったんですよ

「私たち2人とも元不登校ですよ」

そしたら教授、驚いたような少し眉を寄せるような どういったらいいでしょうね… 一緒にいた友人はそのあと、打ち明けた後の先生の慌てた様子が可愛かったと言ってましたが、正直わたし自身は打ち明けた直後の先生の顔を見て、こういう大人ばっかだよなあ なんでそんな引いたような顔をあからさまにするかなあと思いました

その友人はわたしよりも歳が上なので、こういうことを打ち明けるのにも慣れていて、そういうリアクションもされ慣れているのかもしれません ですが、わたしはちょっと前まで不登校、大学でも皆勤なんてくそくらえ(?)人間なので、ガキの感情、意見としてここに書きます

不登校な子たちにもいろんな種類?原因?があると思うんですよ ここで一概には言えないのでわたしを例に不登校について書きたいと思います

わたしが不登校になった原因は簡単に言えば、完璧主義な人間だったから です

わたしが学校に行きたくないと思い始めたのは高校1年の2学期くらいからでした わたしのクラスは所謂 お勉強クラス 朝は7時半過ぎから授業(課外)が始まり、夕方は18時頃に授業(課外)が終わるというクラスでした 土曜日も午前中は学校、もしくは丸一日模試でしたね 他の高校がどうだったのかは知りませんがわたしの県の高校はこんな感じが多いらしいです

それに加えて、課題もそれなりに多かったんですね 終わらなかったら次の日からドミノ倒しにのように崩れていくと思ってたのでその日の課題は絶対その日にと思ってました まわりのみんなはどこかで手を抜きつつ消化していってたんだと思います でも、わたしにはそれができませんでした だって完璧にしなきゃダメな性格だったからです これまで終わらせないと寝られない、明日学校にいけない そんな感じで高校1年生で12時越えての就寝が当たり前になってました 今考えると寝てないことがおかしくなってしまった一番大きな原因かもしれません

最初は、朝の7時半から行われる英単語テストの勉強をしていないことが原因でした お腹が痛い、頭が痛い 本当にそうであるときもあれば仮病の時もありました 単語テストは合格点に達しなかったら、後日口頭テストがあたったんです 今まで完璧主義のデキル子ちゃんだったわたしはそれが本当に嫌だった 口頭テスト自体も嫌でしたがそれの勉強までする体力気力が残ってなかった いろいろな気持ちが重なって単語テスト自体を受けずに逃げ切ろうと最悪な方向に走ってしまったのでした 

それからは小テストがあると思うとストレスからか朝が起きられなくなりました

目は覚めても起き上がりたくない やることやってないから学校に行きたくない 最初はそんな気持ちがあったんですが、まともに学校に行けなくなって1年くらいで なんで行きたくないのかも分からない どうして自分は学校に行けないのかも分からない なんでか分からないけどとりあえず行きたくない となりました ここまでくるとクラスで会える友達みんながいくら大好きでも朝は体が動かないようになりました

さらにいけなかったのは わたしは負けず嫌いがすごく強いし、自尊心が必要以上に高かった 準備もできてない負け戦に、頭を下げて完敗ですとかを言えたなら、まだましだったかもしれません

なんで起きられないの なんで学校に行かないの 最初のうちは母親にふとんから引きずり出され朝から大騒ぎして泣いて ふてくされて部屋にこもる そんな感じが続いてました 行けなくなってきた初めのうちに 学校の課題が終わってなくて行きたくないというのを親や先生に言っていたらもっともっとましになっていたかもしれません 友達同士では、きついねという話はずっと前からしていたし、それでもみんな何とか付いていってたので、そんな弱音は吐いちゃいけないと思ってました 

まだ、行きたくない気持ちが自分で分かってるうちになにかしら動いていれば、わたしは高校生活をああやって棒に振ってしまうようなこともなかったのかもしれない あの時ちゃんとしてれば今はもっと違う環境で頑張れていたのかもしれない そんなことを考えることもありますがもう終わってしまった話ですので考えるだけ虚しいのです

授業の出席状態が悪すぎて、この科目に関してはあと3回休んだら単位がもらえないから進級できないと2年の1月ごろに言われたりしました 留年なんてわたしの中のご立派な自尊心さまが許すわけもないので泣きながら登校していました

2年生の2学期から3年生の1学期が一番学校に行きたくない気持ちが強かったと思います 2年生は何をしたのか記憶があまりありません 修学旅行は楽しかったです 学校が嫌なだけでクラスのみんなは大好きでした お勉強クラスがきついなら下のクラスに落ちる?という話を担任の先生からもされましたが、クラスのみんなと離れるなら高校に行く意味もないと感じるくらいでしたし、定期テストと模試では及第点は取れていたのでお勉強クラスにいさせてくれました

3年になって、大学受験はどうするのかという話が出てきましたが、わたしはあんなに高校に行ってもいないのに大学には絶対進学すると言っていました 今考えると本当に何を考えてるのか分からない生徒だっただろうと思います

将来はお金がもらえる仕事に就きたいとずっと考えてましたし、なりたい職業もありました 国家資格の職業ですので、資格を取るために大学に行こうと考えていました あとは何度も出てきますが自尊心ちゃんのせいですかね 高卒が最終学歴なんて嫌だっていうことです ほんとによく分からない子供ですし、親からもなにを考えてるのか分からないと言われ続けています

父親はあまりなにも言ってきませんでしたが、ある時一度だけ全く関係のない話で怒られたときに、朝もろくに起きれない奴がと言い放たれたことがありました そのときは自分でも朝がどうしても起きられないことに関して、いよいよ自分はダメ人間だくそだ生きてても呼吸するだけだ まで自分を卑下していたのでその一言が深く刺さり、ヒステリーを起こしました 家族も相当驚いたようで、それからは特にわたしの機嫌がよくないときは腫れ物に触るような態度になりました

あまりにも感情の浮き沈みが激しく、自分でも精神病のなにかだろうとは思ってました でも、自分ではどうすることもできないので親に内緒で心療内科に予約を取ろうとしましたが、電話してみたら2か月先まで予約でいっぱいですと言われ、すごく気分が鬱だった私は見放された気分になって心療内科にはもう行かないやと思ったのでした

3年の夏に、いよいよ受験も無理なのではと自分も周囲も感じ始めていた時でした 父親がいろんなパンフレットを持って帰ってきました 知り合いのお医者さまに相談をしていたようで この病気かもしれないからと病院を勧めてくださったようでした

自分では わりかし元気なうつ病かなと意味不明なことを思っていたのですが パンフレットには「起立性調節障害」と書いてありました 小児科がいいと言われ、早速近所の小児科に行きました

そこの先生は話を聞くと、とりあえずがんばって受験を乗り切ろうということで、薬物治療をメインに、あとは勉強をしないとということで、知り合いのそういうお子さんが通っていた塾まで紹介してくださいました

学校には診断書を提出して、担任の先生がわたしのために科目担当の先生方に頭を下げてくださっていたらしく、本当に申し訳ない生徒だったと思います

塾に入塾して、勉強は塾メインで進めていました 2年生の間は特に空白の部分が多かったため、まずはそこを埋めようとカリキュラムを組んでもらいました

3年の夏の終わりからわたしは少しずつそれらしい生活に戻っていきました 朝は相変わらずきついので起きて薬を飲んだらとりあえず学校に行き、1限はほぼ寝ていました 学校が終わってから塾に行って、授業と自習、帰ったらごはんとお風呂を済ましてすぐに寝るという生活だったかなと思います

当時も思っていましたが、わたしは本当に周囲の人に恵まれていると思います

なんだかんだ今は大学生活を送れているので、教授にもそんな話を笑いながら打ち明けられたのだと思いますが、不登校と聞いていいイメージを持たれることはないのです

表現は本当に適切でないと思いますが、 不登校=出来の悪い子 というイメージは多いのではないかと感じます わたしが思うにむしろその逆で、頑張ろうとしすぎる子ほど一歩踏み外してしまうと、間違った道に進んでしまいがちなのかなと思います

不登校の子にになんて声をかけたらいいかな? あの子が最近学校に行けてないから声をかけてあげて、なんてよく言われたりもしますが、不登校の自分から言わせればそんなの不登校仲間でも声かけてあげれないやと思います 最初に言いましたが不登校は一概に言えないと思うんです わたしの場合は高校の時に目標があって、それのためになんとか這い上がったという感じでした でも目標がない人だってたくさんいるわけです 不登校の抜け道(?)なんて人それぞれです 

じゃあなにがいいかなって、話させることがいいのではないかなあとか思います わたしが一気に動き出せたのは、親、先生、お医者さん、塾の先生、たくさんの人に話を聞いてもらって、わたしは進学したいんだって知ってもらったのが大きかったかなと思います 基本的に、周囲の人間は不登校はやめさせたいと思ってるので、進学したい、この職業に就きたいって言ったらすごい動いてくださったと思います たくさん支えてもらっておきながらこの言い方はあまりにも失礼すぎますが

そのときに教授みたいなあからさまにいろんな感情を出すのはやめてほしいなと思います そういう子ほど、人の表情に敏感であったりするものです 不登校だったことに劣等感を覚えていないわけではないですし、この記事を書きながらたくさんティッシュも使いました 

やりたいことがないっていうんだったら、とりあえずいろいろ経験させてあげるといいと思います 学校にも行ってなくて家にずっといるだけとかそりゃ世界狭すぎる なにも見つかるわけないよと思いますがそれは人それぞれ思うことがあるかもしれないので分かりませんね

結局周りがどれだけ外から刺激を与えても、その子の中にまで響かないことは多いと思うんです 刺激がただのストレスとして受け取られる場合もあるだろうし

結局ここまで書いて何が言いたかったのかはっきりしない4000字になってしまいました

こんな不登校もいるんだなくらいでいいです またこんなことをこの時思ってましたとか考えたときがあったら書きます

おしまい